僕らの日記

40代ゲイのおっさんと相方の日常

レディーボーデン

なぜだか急に食べたくなった。

昨日の夜から突然に。

 

普段ホームランバーばかり食べていた(ガリガリ君はあの食感が苦手だった)小学生だった僕にとって、高級アイスと言えばレディーボーデンで、たまに家の冷凍庫にコイツがあった時はちょっとテンションが上がったものだ。

 

そんなわけで、一晩経ってもレディーボーデン熱が冷めやらない僕は台風接近の前に買いに行くことにした。

が、近くのコンビニにはどこもレディーボーデンは売っていなかった。

もちろんスーパーカップクーリッシュといった100円アイス売場から隔離されたお高いアイスクリーム専用冷凍庫も確認したが、そこは当たり前のようにハーゲンダッツ軍の占領地となっていた。

 

だめだ。

売っていない事実を突きつけられるとますます食べたくなる。

しかたない、少し面倒だが車でスーパーまで行くか。

台風上陸前に買いものを済ませておこうと訪れる人で駐車場が混んでいることは容易に想像がついたが、この欲求はおさまりそうもない。

 

20分後。近所の相鉄ローゼンについた。40過ぎのおっさんが一目散にアイスクリーム売場目指して突き進むのは少し滑稽だが、もはやあの不自然に黄色いバニラアイスを口にするためらば、恥も外聞もなかった。

 

若干息を切らせ冷凍食品売場にたどり着いた僕は冷凍ケースの端から素早く視線を巡らせる。

ない。

そんな、バカな。

スーパーに無くしてどこに売っているというのか。

まさか廃盤か?

いや、噂ではハーゲンダッツよろしくアイスバータイプのものまで出ているはずだ。

どうする。ここからさらに30分かけてイトーヨーカドーまで行くか?だが帰り道も30分かけてしまえばいくら盛夏を過ぎたとはいえかなりゆるゆるで残念な状態になってしまう。

 

そうか、これは「適度に太ってる方が好きだヨ☆」という相方の言葉に甘え、通っていたスポーツクラブを解約し、1年余りで体重が67kgから80kgまで一気にぶくぶくと太ってしまった僕への罰なのか。

 

太るな、との神の意志ならば仕方がない。諦めて帰ろう。

入口で見つたずんだおはぎ2パックを買い物かごに放り込み、レジへと向かう。

そして再度冷凍食品売場に差し掛かった時だ。

視界の隅にこげ茶と白のあの懐かしいパッケージが飛び込んできた。

 

あ、あった・・?本当に・・?・・・あったぁ!!!

しかも特売で470ml入りが380円(税別)じゃないか!!安い!

 

そこから家に着くまではあまり覚えていない。

だが今冷凍庫にチョコレートを1パック、バニラを2パック入れたところだ。おそらく興奮しすぎて脳がショートしたのだろう。

 

さて。これから風呂に入る。出たら・・・食うぞ!レディーボーデン!!

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そういえば、今朝相方と電話した時に、「昨日はアイス我慢したんだ、偉いね」って褒められたんだった。ま・・・内緒にしておけばいいだろう。

(あと販売元が明治からロッテに変わっていてビックリした)。